Daydream Believer 2日目 - 九州へ -


M観光ホテルの探索を終え、大急ぎで下山する。
神戸からはフェリーを使って一気に北九州は新門司へ上陸する。
刻々とフェリーの出航時刻が迫るなか、ヘトヘトの体にムチを入れて山道を下る。


なんとか搭乗手続きに間に合った。
フェリーは乗客定員810人という大きさだが、搭乗ロビーはそれほど混雑していなかった。
客室は二等自由席。他の客と一緒にザコ寝しなければならない。
フェリーに乗り込み、1部屋に12組くらいの寝具が用意された部屋の片隅を確保。
そして、すぐさま船内のレストランへ食事へと向かう。

8月16日 19:00

疲労からか口数少なく食事をする中、船内放送からのアナウンスに耳を傾けた。
「一等客室に空室がございます、客室の変更を希望される方は・・・」

2等自由席の料金は7,200円、一等客席は14,700円。その差額7,500を支払えば
テレビ・洗面所・コンセント等完備される快適な部屋に移ることができるのだ。


決断は早かった。食事を終えるとすぐに手続きを済ませ、追加料金7,500を支払った。
一等客室は定員4名と、ラッキーなことにメンバー数とも一致した。

8月16日 21:30

客室に荷物を移動した後は、展望浴場で汗を流し、風呂上りビールを飲む。
そして、メンバーの一人がノートPCを持ち込んでおり、録画していた「ゲームセンターCX」鑑賞会が始まる。
海腹川背」というゲームの攻略を見終えたあと、自分のベッドに戻る。
予定通りならば明朝、目を覚ます頃には九州に到着しているはずだ。
ゆっくりとしたリズムで揺れるフェリーの船体。ベッドの中は揺り篭のような心地よさだった。



つづく。






※この話、いつ終わるんだろうか・・・