BACK TO THE RUINS -廃墟調査編 〜Cエリア〜-

fj_saf12006-05-15



書くの疲れてきた。
でも書く。大切な思い出だから。


Cエリアに移動 [2006.05.12] 10:00〜


再び沿岸沿いに進み。Cエリアに到着する。
巨大にそびえ立つ防御壁のようなものがイヤでも目に入る。高さは7〜8メートルはあろうか。


防御壁の上部を眺めながら近づき、ふと視点を下に振ると、異様な塊が目に入った。
「ウワァ!」
波の音しか聞こえない静粛な海岸に俺の声がこだました。
正視できなかったのでハッキリわからないが、7,80センチはあろうかという巨大な海ガメの亡骸が砂浜に鎮座していたのだ。


こういうのは苦手だ。しかもデカすぎる。
にも関わらず、タナカ隊員は海ガメの真上から思い切りファインダーを覗いていて、
安らかな顔してますね・・・」などとタッチャンみたいなことをヌカしていた。


俺は死体が視界に入らぬよう注意して、防御壁へ近づき、壁に打ち込まれている足場を上った。
タナカ隊員、ナワヤ隊員も続いた。


俺は、自分もそうなのだが、何の躊躇も無く、当たり前の様に防御壁を上る隊員達が可笑しくて仕方なかった。
手を滑らせて落ちたら死ねる高さだというのに、平然と上る。
荒涼とした海、険しい山道、大地から溢れるエナジーが探検家として俺達を覚醒させている。
しかし、こういう時こそ、冷静さを保たねばならない、俺は気を引き締めた。

Cエリア調査開始 [2006.05.12] 10:15〜

Cエリアもやはり、トンネルが迷路のように張り巡らされている。


BエリアとCエリアがトンネルで結ばれていることも発見した。
これは非常に重要なことで、戻るときにCエリアの防御壁下りを回避できるのだ。


Cエリアでは第三火薬庫・第五火薬庫を立て続けに発見。
いずれも火薬を20㌧保管可能である。


そして、草と苔に覆われた階段を登ると、第一火薬庫を発見した。建物の保存状態は抜群だ。
ここでは導火線と雷管が保管されていたようだ。

Cエリアのトンネル

Cエリア最後の調査は奥深く、先が見えないトンネルだ。
タナカ隊員の懐中電灯が頼りだ。


しかし、トンネルに30メートル程入ったところで、ナワヤ隊員の足が止まる。
キバヤシさん引き返しましょうよ〜」と弱々しい声が聞こえた。

俺は40メートル程の所で足を止め、進むか戻るかの判断を強いられた。
その間、タナカ隊員は懐中電灯片手にトンネル奥へ突き進む。


タナカ隊員が暴走気味にトンネルを突き進むに連れ、ナワヤ隊員のグズり度も次第に増していった。
このままではチームワークが崩れてしまうと判断した俺は、
酸素濃度が低い可能性がある。戻るぞ。」と最もなことを言ってタナカ隊員に引き返す命令を下した。
実際、トンネルの深さはわからないし、最低でも酸素スプレー・ガスマスク・酸素計といった装備がなければ危険だ。


タナカ隊員が引き返すと、ナワヤ隊員の顔にも余裕が戻った。
トンネルの深さに気を取られていたが、トンネルの横穴にも保管施設が設けられているのに気づく。


もはやタナカ隊員は廃墟に魅入られてしまっているようだ。

Cエリア撤退

Cエリアの調査はこのトンネルで切り上げ、最後のDエリアに向かうことにした。

B・Cエリアまとめ

ここまで満足のゆく調査ができている。次は最大規模を誇るDエリアが待つ。<<つづく>>