BACK TO THE RUINS -廃墟調査編 〜船出〜-

AMR初陣、廃墟調査の本編です。

船出 2006.05.12 6:00〜

AMR隊員3名(キバヤシ・ナワヤ・タナカ)、久里浜港に集合。
6:20、始発のフェリーで房総半島を目指す。
今回の調査内容は以下の通りだ。

  • 調査場所:

     千葉県某所。戦時中の兵器工場と噂される廃墟。

  • 調査内容:

     1.俺が小学生の時に迷い込んだ廃墟は本当に兵器工場だったのかを確認する。
       廃墟は地元民の間で兵器工場であると噂されていたが、それを裏付けるソースはどこにもない。
       兵器工場と裏付けるものが発見できれば調査成功といえる。
     2.廃墟エリアに存在するトンネルの中に何があるのかを調査する。
       俺のトラウマ①
       トンネル内に潜入する。何か秘密が隠されているはずだ。
     3.スカルアンドクロスボーンの刻印された球体を見つけ出す。
       俺のトラウマ②
       発見できたなら軍事評論家にでも鑑定してもらいたいと思う。

昨夜は興奮のあまり一睡もできなかった。
俺にとって、これは単なる廃墟調査ではない。
20年前の自分の背中を追いかける、時空を超えた冒険。
フェリーの甲板に出て、穏やかな水面を見つめる。
小さな波同士がぶつかり合って一つの波となり、また別の波とぶつかり合い、いつの間にか消えては現れる。
それと同じように、自分の色々な思い、過去の記憶や、これから始まる調査への期待感や不安感もぶつかり合って
溶け合って頭の中を巡り、消えていっったり、現れたりしていた。



フェリーの汽笛が鳴り響いた。接岸ロープが外され、フェリーが動き出す。
俺達AMRの冒険も、今、動き出す。



船は往く、万感の思いを込めて


<<つづく>>