ポール・ダナ死亡

ポール・ダナ、ファイナルプラクティス中の事故で死亡
http://www.indyjapan.com/news/hl/0603/060327_01.html

ご冥福をお祈りします。


(2005 INDY JAPAN 300MILEピットロードにて)


HONDAのワンメイクとなった今年のIRL開幕戦。
昨年のシリーズチャンピオンであるダン・ウェルドンが勝利を挙げた。

冒頭の通りの事故のため、レイホール-レターマン・レーシングは出走を取りやめていた。


そもそもモータースポーツが危険であることは疑いようのない事実なのだが、、
特に、F1をも上回る超高速でオーバルコースを周回するIRLは最も危険なカテゴリーと言える。
今回の事故のようにトラブルの発生したマシンがコース内に留まってしまうオーバル
コースの構造は、トラブルを起こしたドライバー、周回中のドライバーともに非常に
危険な状態に晒される。
さらに接近戦を助長するようなルールであるため、前の車がブラインドとなり前方のトラブル
に気づきにくいこともあるだろう。
頑丈なモノコック・壁への衝突を和らげるセイファーバリア等で安全対策されてはいるが、
今回の事故の様なマシン同士の強烈なインパクトを伴う衝突には意味をなさない。


死亡事故をきっかけにルールやマシン構造が変更されるケースは珍しくはないことだが、
今回の事故についていての対策は難しいことに思える。
エンジンワンメイクの今なら出力を下げることが最も効果的で即効的な対策だと思うが、
地上最速を謳うIRLにおいて、スピードの低下は魅力の低下を意味する。



3週間後、IRL第3戦「INDY JAPAN 300MILE」がツインリンク茂木で開催される。
現地観戦する予定ではあるが、俺の願いは「地上最速のレース」を見たい、ただそれだけだ。
(あとは仕事が入らないことを祈る)