WC+F1 < 廃墟+工場 (?)

fj_saf12006-06-10


今週末はサッカーワールドカップが開幕し、F1イギリスGPが開催される。
引きこもりフラグ立ちまくり。もうバリ3。TVにかじりつきの週末が待っている。


だのに、なぜ・・・


なぜか知らんが再び廃墟へ向かった。
片道4時間を車で飛ばし、プロレスラー田上明の必殺技の名前にもなっている某廃工場へ到着。
廃墟+工場、廃墟フェチであり、工場フェチである俺にとっては一粒で二度美味しい物件。


(中略)
ともあれ、現地に到着。
案内をしてくれる1名と合流し、山菜蕎麦を食った後、二人きりの廃墟探索が始まった。
さすがに案内役の方の名前は出せないが、とりあえず、ここでは「テリーマン氏」と書いておこう。


しかし巨大な工場だ。
デカイ、高い、広い。三拍子揃ったダイナミックな廃墟。





ずんずんと奥へ進んでゆくテリーマン氏。俺は写真を取り捲りながら後を追う。
階段を登ったり下ったり、建物と建物を結ぶ連絡路を渡ったり。
ふと気づくとかなりの高さだったりする。




それにしても不思議な建物だ。

真っ直ぐに伸びた鉄骨、鋼板の曲面、パイプ、階段。それらが複雑に絡み合って空に伸びる。
この工場を設計した人間は空間の魔術師としか言いようがない。神業的。
仮に自分が工場の建設現場に勤めてたとして、この工場の図面を見せられたら、
「な、なんだってーーー!」
と言ってしまうだろう。
しかし、工場としての機能や能力を追求して、この姿になったのだろうか?
勝手に会話を想像してしまった。
A「この建物と、あっちの建物を繋いだらヤバくね?」
B「うはwwお前天才wwwその手があったかwww」

まぁ、そんな適当な訳ないと思うけど。



昨日の雨の影響か、たくさん水溜りができている。
そこで6月らしくジメジメしたショットも撮影。




廃墟から見る廃墟も乙なもんだ。




電力施設の様子。




広大な工場を、およそ2時半、急ぎ足で調査を終えた後、ソフトクリームを食い温泉へ。
温泉で大量の埃とアスベストを洗い流し、テリーマン氏と別れた。
美味しい空気と大量のアスベストを吸い、健康的な一日に満足した。


正直、足を踏み入れる前は「どうせデカイ工場ってだけで、大したことないんじゃないの?」
と思っていたが、期待を数段上回る廃墟だった。
複雑に絡み合う建物は、僕とあの娘の関係のようだった。(脳内)